旅行や出張に行くなら、スーツケース選びは欠かせません。
見た目にも機能面にもこだわった、とっておきの1本を用意しておきたいものです。
しかし「種類がありすぎて迷う」「どの価格帯がおすすめ?」「安いものは壊れやすいのかな」と結局どれがよいか分からなくなりませんか?
リキAmazonで検索すると、5,000円の激安品から5万円以上する高級品まで幅が広すぎて、迷ってしまいます。
とはいえ、年に数回しか使わないのに高すぎるものを買うのは、もったいないと考えてしまうでしょう。
そこで「2万円以下」という価格帯のスーツケースが、年に数回の旅行を楽しむ方には非常に賢い選択だということを解説します。
価格にも納得のできる、最適の1本をぜひ見つけましょう。
なお、僕のYouTubeチャンネル「スーツケース研究所」では、実物のスーツケースを触りながら詳しくレビューしています。
比較や感想を交えながら幅広い商品を解説しているので、今回紹介するスーツケース以外の商品も検討したい方はぜひ参考にしてみてください。
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格安スーツケースの購入で失敗しない|押さえておくべきポイント
スーツケースを買う際、お手頃な値段が良いとは思うものの、値段が安すぎるとどうしても品質が悪いと感じてしまいがちです。
ただし、値段が安いからといって品質が悪いものばかりではありません。
スーツケースには壊れやすい箇所があるため、そのポイントを押さえておけば少しでも長く使えるでしょう。
ここでは5つご紹介します。
- キャスターの性能
- ファスナーの初期不良
- 持ち手がしっかりしている
- ボディ素材と内部構造
- メーカー・ブランド
それでは1つずつ見ていきましょう!
キャスターの性能
まず、スーツケースの中でも一番壊れやすい「キャスターの性能」を確認しておきましょう。
安いスーツケースにありがちな硬いだけのプラスチック製の場合、衝撃の吸収性が無く、アスファルトの凹凸の衝撃を受けることで割れやすくなります。
確認ポイントとしては、以下の通りです。
- 内部にベアリング(軸受)が入っているのか
- 大径キャスターが使われているか
- ダブルキャスターか
- 弾力性のあるゴム質の素材が使われているか



例えば、小径キャスターは、大径に比べ、同じ距離を進むのに約1.5倍多く回転するため、摩耗が圧倒的に早くなります。
なお、キャスターについては「ダブルキャスター」のほうが安定感はあります。
ただし、清掃のしやすさという点では、シングルの方が清掃が楽です。
ファスナーの初期不良
格安品を購入すると「すぐにファスナーが壊れる」というリスクもあります。
そもそも、ファスナーの部分が樹脂製のものだったり、縫製が弱かったりするものも多いです。
強度が低いと「噛み合わせが悪い」「引き手が折れる」「歪んで動かなくなる」など、突如として開かなくなるケースもあります。
このようにファスナー自体が粗悪品のものが多く、海外ではファスナー部分にボールペンを突き立てて盗難するケースも少なくありません。
また、格安品は海外の工場で作られているため、このようなトラブルが発生する場合もあります。
最低でも、購入時にはスライダーの材質が金属製であるか、ファスナー周りの縫い目が均一で糸が太く、ほつれがないかをチェックしましょう。
持ち手がしっかりしている
スーツケースの持ち手も、壊れやすい箇所のうちの1つと言えます。
持ち手の支柱の材質を、強度の低い薄いアルミや鉄を使用することによってコストを削減させているからです。



材質が悪いと、重い荷物を入れて引いた場合、根本からしなって歪むこともあります。
また、部品の精度が低い場合、支柱と本体の隙間が大きくなることで発生するのが、いわゆる「ガタつき」です。
ガタつきがひどいと、方向転換する際に力がうまく伝わらず、操作性が著しく悪化してしまいます。
持ち手は、2段階ではなく3〜4段階など多段階調節ができるタイプの方が、作りがしっかりしている傾向にある点がポイントです。
ボディ素材と内部構造
安価なスーツケースに多い「ABS樹脂100%」は、低温で硬化し衝撃で割れやすいのが特徴です。
空港で預けると、角が崩れたり、軽い衝撃で白く変色したりする恐れがあります。
また、格安品は負荷がかかるキャスターの付け根に補強プレートがなく、ボディに直接ビス止めされているのが特徴です。
この補強プレートが無ければ、衝撃が一点に集中し、ヒビ割れやキャスターの脱落に繋がります。
選ぶ際は、素材表記が「PC+ABS樹脂」以上、理想は「PC樹脂100%」のものを選びましょう。
メーカー・ブランド
スーツケース選びでは、メーカーの信頼性も重要な要素となります。
Amazonなどで見かける格安ブランドには、実態のないペーパーカンパニーも多く、品質管理や顧客サポートという概念がない販売者も多いです。
こうしたメーカーは、故障しても修理用のパーツがなく、問い合わせても返信がないなど、アフターサービスは期待できません。



保証は実質的に存在せず、生産ロットによって品質が大きく異なることもあるため、全て自己責任となってしまう点に注意しておきましょう。
そのため「エース」「プロテカ」「サムソナイト」「エンドー鞄」といった歴史と実績があり、修理サポート体制が整っているメーカーがおすすめです。
購入前にメーカー名を検索し、しっかりとした公式サイトがあるかを確認するだけでも、信頼性を見極める判断材料になるでしょう。
2万円以下スーツケースおすすめ5選
2万円以下の格安スーツケースでも、価格以上にクオリティが高いものがあります。
ここでは、僕がおすすめする5本を見ていきましょう。
- フリクエンターアウラ510
- Terminal Trial Aluminium
- トラべリスト アクセルS
- 魔法小屋
- MAIMO COLOR YOU Plus



実際に僕が使ってみた結果、本当におすすめできる5本なので、参考にしてみてください。
フリクエンターアウラ 510


| 商品名 | フリクエンターアウラ 510 |
|---|---|
| 素材 | PC樹脂100% |
| サイズ | 縦48cm×横34cm×幅23cm |
| 重量 | 1.76kg |
| 容量 | 33L |
| カラー | ダークグレー/シルバー/クリーム |
| キャスター | 360°自由回転の4輪ダブルキャスター |
| TSAロック | 有り |
| 保証 | 1年 |
フリクエンターは、創業1824年の日本最古のカバンメーカー「エンドー鞄」が生み出した、極限まで快適さを追求したスーツケースブランドです。
いくつかあるフリクエンターシリーズの中でも、フリクエンターアウラは1.76kgという圧倒的な軽さを実現しています。



スーツケースの中でも、軽さを求めるならこれ一択といっても過言ではありません。
ただし、本体の素材には耐久性に優れたPC樹脂100%を採用しているため、軽いからと言って耐久性がないわけではありません。
特に、LCC利用時の重量制限を気にしたくない人には最適なモデルと言えます。
なお、動画「【全てSランク】FREQUENTERスーツケース3選!おすすめ比較【リエーヴェ vs アウラ vs クラムアドバンス】」では、他のモデルについても解説しているので、見てみてください。
Terminal Trial Aluminium


| 商品名 | Terminal Trial Aluminium |
|---|---|
| 素材 | アルミニウム |
| サイズ | 縦54cm×横38.5cm×幅21.5cm |
| 重量 | 3.9kg |
| 容量 | 35L |
| カラー | シルバー/レッド/ブラック/ダークシルバー |
| キャスター | 360°自由回転の4輪ダブルキャスター |
| TSAロック | 有り |
| 保証 | 1年 |
Terminal Trial Aluminiumは、22万円する「RIMOWA」にも遜色ない本物のアルミニウム素材を、15,000円という破格の価格で提供しています。
RIMOWAよりスリムでありながらも、日本の交通事情に最適、かつ傷つきにくい「埋め込み式」コーナーパッドの搭載や、4つの内装ポケットなど、実用性も申し分ありません。
一方で、キャスター性能や内装の質感は価格相応です。
保証も1年間と、生涯保証のRIMOWAとは違い「一生モノ」ではなく「数年間の利用」を前提と考えた方がよいでしょう。
「いつかはRIMOWAが欲しい人」や、それ以外にも「傷も味として楽しめる、コスパと実用性を重視するビジネスパーソン」に最適な一台と言えます。
実際に手に取って比較した動画「【神コスパ】アルミで1.5万!新定番スーツケース「Terminal Trial Zero」【超おすすめ】」も見てみてください。
トラべリスト アクセルS


| 商品名 | トラべリスト アクセルS |
|---|---|
| 素材 | 合成樹脂(ABS樹脂とPC樹脂) |
| サイズ | 縦53cm×横36cm×幅25cm |
| 重量 | 3.7kg |
| 容量 | 35L(拡張機能により43Lまで可能) |
| カラー | ガンメタ/ネイビー/ワイン/ミント/イエロー/アイボリー |
| キャスター | 360°自由回転の4輪ダブルキャスター(ロック機能あり) |
| TSAロック | 有り |
| 保証 | 1年 |
トラべリスト アクセルSは、ランドセル作り70年の老舗「株式会社 協和」が手掛ける人気ブランド「トラベリスト」の最新作です。
値段の割に「トップオープン」「ドリンクホルダー」「キャスターロック」「拡張機能」という、現代のスーツケースに求められる人気機能が搭載されています。
なお「トップオープン」は、トラベリストが特許を持つスーツケースを全開にしなくても荷物を取り出せる便利な機能です。



しかも、メイン収納の最奥まで直接手が届く「貫通構造」になっているため「奥の荷物だけを取り出したい」といった場面でも活用できます。
ただし、キャスター部分は 上位モデルに搭載されている日本製「HINOMOTO」製の静音キャスターではないため、走行性能や静音性は若干劣るでしょう。
国内旅行をメインとした耐久性であり、ハードな海外旅行には向かず、予算2万円未満でとにかく多機能なスーツケースが欲しい人におすすめです。
動画「多機能&コスパNo.1】トップオープン付きスーツケース『トラベリスト アクセル』」では、より詳しく実際に機能などを解説しているので、参考にしてみてください。
魔法小屋


| 商品名 | 魔法小屋(Sサイズ) |
|---|---|
| 素材 | 合成樹脂(ABS樹脂とPC樹脂) |
| サイズ | 縦56.5cm×横35cm×幅23cm |
| 重量 | 4.3kg |
| 容量 | 45L |
| カラー | シルバー/ブラック/ホワイト/グリーン/ブルー/グレー |
| キャスター | 360°自由回転の4輪ダブルキャスター |
| TSAロック | 有り |
| 保証 | 永久保証 |
魔法小屋の最大の魅力は、ファスナーを使わないワンタッチ式のフロントオープンポケットにあります。
電話中や子供を抱っこしながらでも、片手一つでPCや書類をスマートに取り出せる利便性は、他のスーツケースにはありません。
また、他の製品にはない「液漏れ防止ポケット」は、化粧品やシャンプーを安心して持ち運べる機能性を有しています。
さらに、揺れる電車で転がらない「ストッパー付きキャスター」は、電車移動時にも気を遣った嬉しい機能です。
ただし、機能面が豊富な反面、機内持ち込みサイズでは最重量クラスの「4.3kg」あります。
軽さを最優先する人や力に自信がない人には不向きですが「旅の快適さと利便性」を極限まで高めたい人に最適な一台と言えるでしょう。
MAIMO COLOR YOU Plus


| 商品名 | MAIMO COLOR YOU Plus |
|---|---|
| 素材 | PC樹脂100% |
| サイズ | 縦54cm×横34cm×幅24.5cm |
| 重量 | 3.1kg |
| 容量 | 36L |
| カラー | ブラック/ネイビー/ベージュ/レッド/グリーン/シャンパンゴールド/ピンク/ブルー/ホワイト |
| キャスター | 360°自由回転の4輪ダブルキャスター(HINOMOTO製) |
| TSAロック | 有り |
| 保証 | 1年 |
MAIMO COLOR YOU Plusは、元国際線CAが「本当に使いやすいものを作る」という視点で開発に参加した、東京銀座発の日本ブランドです。
「静音性」と「長期的な安心感」を追求し、品質と価格のバランスを極めた王道モデルとも言えます。



MAIMO COLOR YOU Plusは、日本を代表するスーツケースメーカーのうちの1つです。
さらに、この価格帯では異例の「スペアキャスター1個+交換用工具」が付属しています。
素材も高純度のPC樹脂100%で強度も十分ですが、マットな質感のためやや傷が目立ちやすく、重量が3.1kgである点は割り切りが必要です。
最適ビジネス・プライベート両方で使える、失敗のないバランスの取れた一本と言えるでしょう。
迷ったらコレ|種類別の最強スーツケース


2万円以下で買えるスーツケースの中には、何本もおすすめできるスーツケースがあります。
これだけ数も多いと「結局は何を買おう」と迷ってしまう人が多いのも事実です。
ここでは軽さ、バランス、機能面にフォーカスした筆者おすすめのスーツケースを紹介します。
- フリクエンター アウラ
- 魔法小屋
- MAIMO COLOR YOU Plus
一つずつ見ていきましょう。
軽さ最優先なら「フリクエンター アウラ」
まず、スーツケースを持ち運ぶ際に気になる「軽さ」を優先して決めたいという人は多いでしょう。
そこでご紹介したいのは、1.76kgという業界最軽量クラスを実現している「フリクエンター アウラ」です。
軽さを追及すると、素材や耐久性にが弱まってしまう場合も多いのですが、3回の検品により品質は安定しています。



空港での移動や階段の上り下りなど、旅先での疲労を根本から軽減できるため、力に自信がない女性や年配者でも扱いやすい重量です。
軽い場合、持ち運びだけでなく「LCCの重量制限(7kg)」を気にせず、荷物をたっぷり詰められる点も魅力と言えます。
なお、フリクエンターの魅力については、関連記事「スーツケース「フリクエンター」の人気モデル比較と選ぶ際のポイント」を参考にしてみてください。


多機能・子育て世代なら「魔法小屋」
機能面を重視したいや子育て世代なら「魔法小屋」を選びましょう。
なんといっても、ワンタッチ式のフロントポケットがあることで、片手で中の荷物を取り出せるのは嬉しい配慮です。



ファスナーを開ける手間がなく、忙しいシーンで圧倒的に便利で、さらにドリンクホルダーや荷物フックで、食べ歩きやお土産が増えても両手が自由に使えます。
PCを持ち歩くビジネスマンやフリーランス、両手を空けたい子育て世代だけでなく、食べ歩きやショッピングがメインの国内旅行者にもおすすめしたい1本です。
バランス重視なら「MAIMO COLOR YOU Plus」
せっかくスーツケースを購入するなら、バランスの取れた1本を求めたい時におすすめなのが「MAIMO COLOR YOU Plus」です。
日本製HINOMOTO静音キャスターが搭載され、早朝や深夜の移動でも周囲に気を使わずに済みます。
また、スペアキャスターと交換工具が付属しているため、万が一の故障にも自分で対応でき、長期間安心して使えるでしょう。
ビジネス出張とプライベート旅行の両方で使える汎用性の高さが魅力で、年に数回使用できるので長く使いたい方に最適です。
動画「【2025年最新版】コスパ最強機内持ち込みスーツケース!おすすめ8選」では、「魔法小屋」と「MAIMO COLOR YOU Plus」について、さらに詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
絶対に避けるべき格安スーツケースの特徴


格安スーツケースを購入する上でのポイントや、おすすめ商品を紹介してきました。
しかし、ネットではスーツケースがありすぎて分からないという人も中にはいるでしょう。
ここでは「避けておきたい格安スーツケース」の特徴をお伝えします。
5,000円〜9,000円の価格帯は避ける
ネットで見ると、5,000円〜9,000円の価格帯の製品も非常に多く、中には良いレビューが書かれているものもあります。
ただし、共通する問題点が色々とあるので注意しておきましょう。
- 異臭がする
- 初期不良率の高さ
- 表記の内容と異なる
- メーカーサポート
開封した瞬間に油っぽい匂いがするものもあり、すぐに使えずに風通しの良い場所で干さないと使えない場合です。



干して匂いが取れれば良いのですが、中には干しても匂いが取れず、収納した衣類にも匂い移りする可能性があります。
また、初期不良率は高く「ファスナーが最初から壊れている」「キャスターがスムーズに回らない」など、開封時点での不具合も懸念点です。
さらに、格安スーツケースの中には「軽量」と書かれているものもありますが、実際には表記よりも重たいものが見られます。
他にも、修理しようにもメーカーサポートが機能しておらず、パーツ供給がないといった理由で、結局買い直すことになることも想定しておかなければなりません。
避けるべきポイントとしては、レビューで「壊れた」「匂いがする」といった報告が多数ある製品は要注意です。
光沢感(グロス加工)が強すぎるスーツケース
光沢のあるツヤツヤした光沢感があるスーツケースは、新品時は見た目も美しく高級感があるが、使用していくうちに傷が目立ちやすいという問題があります。
頻繁な旅行や海外旅行で飛行機に預けると、空港スタッフによる扱いで激しく傷がつくこともあり、使用後すぐに見た目が悪化しやすいのも特徴です。
長く愛用したいなら、マットなシボ加工が施されたスーツケースを選ぶと傷が目立ちにくいでしょう。
シボ加工は表面に細かな凹凸があり、傷が分散されて目立たなくなるよう施されている加工方法です。
頻繁に旅行する人や海外旅行が多い人、長く使いたい人にはこういった加工がなされている方が長持ちします。
商品説明・高すぎるレビューを鵜呑みにしない
レビュー件数が十分にあり(目安:50件以上)、かつ星4以上の製品を選ぶようにしましょう。
ただし、レビューの「星の数」だけで判断してはいけません。



スーツケースは目的によってレビューがかなり変わり、とにかく使えればOKという人にとっては、値段が安ければレビューは良くなる傾向にあるからです。
どんなに良いスーツケースでも、サラリーマンにとってビジネス的な機能がなければレビューは下がってしまいます。
ポイントとしては以下の通りです。
- レビュー件数が少ない(10件程度)
- 低評価レビューで「壊れた」「匂い」などが多数
- 「〇〇円相当」の表記
レビューが星4以上でも信用できない場合もあるため、特に低評価に着目しておく必要があります。
また「定価30,000円相当が今なら9,800円!」といった表記は、その「定価」に根拠がない場合も多いため注意が必要です。
さらに「高級感あふれる」「上質」といった曖昧な表現ではなく、素材名、ブランド名が明記されているかチェックしておきましょう。
【Q&A】2万円以下のスーツケースを購入する人によくある質問


ここでは、2万円以下のスーツケースを買うにあたって、事前に知っておきたい疑問点を確認していきましょう。
よく聞かれる、以下の5つについてお答えします。
- 2万円以下のスーツケースはすぐ壊れるませんか?
- 1万円台と2万円台のスーツケースはどこが違うのですか?
- 旅行日数別に最適な容量はどれくらいですか?
- 軽量モデルの耐久性は大丈夫ですか?
- キャスターは交換できるのですか?
購入の際に参考にしてみてください。
- 2万円以下のスーツケースはすぐ壊れませんか?
-
2万円以下のスーツケースでも、良いものを選べば3~5年は十分に使えます。
安いからダメというわけではなく、確認すべきポイントを押さえて選べば大丈夫です。以下の項目を確認しましょう。
- キャスター径が45mm以上あるか
- YKK製ファスナーが使われているか
- 素材はPC樹脂100%か
近年は比較的長持ちするスーツケースが増えているので、このようなポイントを踏まえて購入すれば、安心して使い続けられます。
- 1万円台と2万円台のスーツケースはどこが違うのですか?
-
主な違いは、以下の3点です。
項目 1万円品 2万円品 差 キャスター径 40mm前後 45mm-50mm 耐久性1.5倍 素材 合成樹脂(PC+ABS) PC樹脂100%が多い 軽量性向上 検品回数 1回程度 2-3回 初期不良率大幅減 特に壊れやすい箇所があるため、あらかじめ規格の違いや特徴を把握しておきましょう。
スーツケースを選ぶ基準が明確になり、迷いが少なくなります。
- 旅行日数別に最適な容量はどれくらいですか?
-
旅行日数 最小容量 推奨容量 お土産込み 1泊2日 20L 30L 40L 2泊3日 30L 40L 50L 3泊4日 40L 50L 60L 一般的には上記の表が目安となっていますが、荷物が多い人は40L(機内持ち込みサイズ)を選ぶと安心です。

リキ

2泊3日なら最小30L、推奨40L、お土産込みで50L、3泊4日なら最小40L、推奨50L、お土産込みで60Lをベースとして考えましょう。
スーツケース選びでは「ちょっと大きめ」を選ぶ方が失敗が少なく、荷物が入らないよりは、多少余裕がある方を選ぶと安心です。
- 軽量モデルの耐久性は大丈夫ですか?
-
PC樹脂100%素材を使用していれば、軽量でも耐久性は十分にあります。
例えば「フリクエンター アウラ」は1.76kgと軽量ですが、PC樹脂100%素材のため、強度が高い製品です。なお、ABS樹脂のみを使用した超軽量品は、割れやすいため注意しておかなければなりません。
また、軽いスーツケースの中には、骨組みを削減して軽くしたモデルもあるため、場合によっては粗悪品の可能性も十分にありえます。軽量モデルを選ぶなら、PC100%素材、もしくはPC+ABS素材ものがおすすめです。
- キャスターは交換できるのですか?
-
多くのモデルでキャスターの交換は可能ですが、メーカーによって対応が大きく異なります。
例えば、交換対応が充実している「フリクエンター アウラ」は、キャスター交換が可能なモデルです。

リキ

MAIMO COLOR YOU Plusは、スペアキャスターと交換用工具が最初から付属しています。
一方で、格安品はパーツ供給がないため、キャスターが壊れたら買い直すしかないものが多いのも事実です。
特に、海外ブランドの中には、修理拠点がなく対応してもらえないケースも少なくありません。
少しでも長く使いたい場合は、交換対応が充実した日本メーカーをおすすめします。














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